“成熟した大人に許される唯一の愚行、それは、恋―。”の帯文句におおっ〜と手を伸ばした1冊ですが、そこから喚起される甘いロマンスのイメージとは異なる小説でした。
帯の文句もよく見りゃ、隣に小さくこう書いてある。“愚かしくも 愛おしい衝動からうまれた、4つのビター・ロマンス。”…にゃるほどね。
傍観者にとっては、幻想を抱かされることのない確かにビターな物語ばかり。でも、渦中の人間にとっては違うから、いろんなことが起こるんですよね。1編読み終わるたび、「うーむ……」とうなってしまう短編集でした。
2008.01.27読了




