「一生かかっても読まないね!」と言われているツンドク本、ブログの力で解消します♪ ホントか(笑)
『おかめなふたり』群ようこ
2007年01月25日 (木) | 編集 |
群ようこさんの本は30歳前後によく読みましたが、今回久々。“おかめなふたり”とは、装丁のイラストからして、群さん自身と群さんが飼い始めた白黒のブチ猫の髪型(笑)からきた表題であることは一目瞭然。
本書は、そのおかめねこ“しいちゃん”を拾ってからの成長ぶり(やんちゃぶり)が綴られたエッセイ集です。動物は大好きでも、一人暮らしを始めてから動物を飼ったことがなかった群さんが、しいちゃんに振り回されているようすがなんとも可笑しい。仔猫の時期が描かれているせいか、しいちゃんの甘えん坊ぶりには驚くばかり。「猫は散歩がいらないから犬を飼うより楽」なんてことをよく聞くけれど、いやいやなかなかどうして。夜でも2時間おきに遊ぼうと顔を叩かれて起こされたり、睡眠不足になるのは必至だからたまりません。でも、邪気がないだけに、群さんも本気で怒れないのが行間から伝わってきます。
私も、インコのピーチ君をおいて泊りがけの旅行にはいけない状態がかれこれ10年続いていますから(ダンナが留守番できるときは別)、動物を飼うのってやはり気まぐれではできないなぁ、と思います。
しいちゃんを飼い始めたのは1998年のゴールデンウィークのことだったそうですから、もう9年近くになりますね。今や立派すぎるほどの大人猫。と、ここでチェックしてみたら『しいちゃん日記』という本が2006年に出版されていますね。『おかめなふたり』は、しいちゃんが初めての盛りを迎える頃までが描かれているので、その後の成長ぶりは『しいちゃん日記』で楽しませてもらえそうです。Amazon.com のサイトによると、『おかめな〜』にもたびたび登場するお隣の愛猫ビーちゃんの飼い主はもたいまさこさん、なんですね。ビーちゃんは18歳に成長しているらしい。18歳!!『しいちゃん日記』もそのうち読まねば、と思います。
具体的な内容を忘れてしまったけど、群さんが幼少の頃に接していた動物のことが描かれた『トラちゃん』は絶対のおススメ本です。子供に読ませたい1冊、でもあります。
テーマ:読書感想文
ジャンル:小説・文学
『真昼の星空』米原万里
2006年05月15日 (月) | 編集 |
これは図書館で借りました。新聞連載時のコラムをまとめたエッセイ集だそうです。コラムだけに、ひとつの話が3ページ弱でサクサク読めますが、チビチビ読んだので都合3週間くらいかかったかも。
米原さんは、父親の仕事の関係で小学校3年のときにチェコスロバキアに渡り、帰国するまでの5年間、プラハのソビエト学校に通った方。多感な時期に異文化の国で受けたカルチャーショック、それによって磨かれた感性。大人になってロシア語の同時通訳者として活躍し、蓄積した知識と重ねた経験。エッセイ集はそれらの融合体ですね。
要人の会議通訳などされている方ですから、硬い内容なのかな、と思われるかもしれませんが、私がツンドク状態にしている米原さんの本の題名は『ガセネッタ&シモネッタ』ですから、推して知るべし(笑) とはいえ、ふざけた内容というわけではなく、お国柄や視点が変わればこんな反応が返ってくる、とか、捉え方がこんなに違う、とか、真実はこうだった、といった意味でのへぇ〜!という面白さ。
今、私はブログ(ここでは本、別所ではサッカーネタ中心)を書いているわけですが、たとえば日常を綴ったブログをネット上で公開するというのは、日本だけに見られる特異現象であるらしいのです。その昔、米原さんは、ソビエトでは夏休みの宿題が出ないことに驚き、逆にどんな宿題が出るのかと訊かれて、もろもろの学習に加えて日記なども提出すると教えたら、“到底あり得ない”“なぜ個人的な日記を見せなくてはいけないのか!”とあきれられたそうなのです。そして、小学生の頃に日記を提出するという行為が、ひいてはブログ上で日記を公開してもヘイチャラな日本人を生み出しているのではないか、というわけです。習性は怖い、と。まぁね、日記であっても、取捨選択して公開しているとは思うのだけど、ほんとに外国では日記的なブログはないのかしら? 事実だとしたら、日本人、不気味に見えるでしょうね(笑)


※ネットで見つけた米原さん(こちら
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ジャンル:小説・文学
『決戦前夜』金子達仁
2006年03月25日 (土) | 編集 |
1997年9月7日に始まったアジア地区のW杯最終予選。8試合終えてグループ2位となった日本は、アジア第三代表決定戦をイランと戦い、延長戦の末に岡野のゴールでフランスW杯のチケットを手に入れた。本書は、予選半ばでの監督交代劇も含めて、その8+1試合を著者の視点で綴ったものである。
当時、特にサッカーファンでなかった私が確実に観たのは、W杯行きを決したイラン戦のみ。カズのFKがはずれたことと、岡野がゴールをあげたことだけは覚えていました。
本書を読んで、日本の初のW杯出場がいかに綱渡り的あやうさで成し遂げたものだったかよくわかりました。この頃からの選手でドイツW杯にも出場するのは、GKの川口選手と中田英寿選手くらいかぁ。おぉ、金子氏と親交があり、本書にも肉声が登場する2人じゃないか。個人的には本書での2人の肉声は、もう少し露出を控えてほしかったかも。でも、イラン戦延長でピッチインして舞い上がっていたという岡野の肉声は面白かった! う〜ん、中田と川口の肉声は、著者と親交があるってことが前面に出てしまっているから、耳が素直に聞けないってとこあるんでしょうね。
とにかく、データ自体は動かしようのない事実だし、2度目の“自力”出場となるW杯を3ヵ月後に控えて当時の足跡をたどるのは、とても面白かったです。今の代表は当時よりは確実にたくましくなっていると思います。ただ、世界も同じように進歩していることを思えば、日本がどこまで奮闘できるか、神のみぞ知る、ですね。頑張れニッポンp(^o^)q
テーマ:読書感想文
ジャンル:小説・文学
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